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初心者のためのセイバーメトリクス勉強会②(ISO、BABIPほか)

こんにちは、鳩(はと)と申します。

 

前回に引き続き、セイバーメトリクス勉強会です。前回は公式記録にもある指標でしたが、今回はセイバーっぽい指標が出てきますよ。

 

さて、突然ですが有名な野球データサイトとして、DELTA社のHPがあります。

1point02.jp

 

そこにも指標の説明ページがあります。なのでわざわざ素人の解説記事読まなくてもここ観れば大方わかります。ただ、私自身野球未経験かつ統計学の初心者なので、同じような人にわかりやすいようにかみ砕いて説明することを目標として、記事を書いていきたいと思います。

 

ざっくりと簡単にセイバーメトリクスを知りたい!という方向けに記事を書いていきますので、興味を持った方は一緒に勉強しましょう。ちなみに 私は一般人なので説明で間違っているところがあるかもしれません。その場合は申し訳ございません。と先に謝っておきます。(笑)

 

さて、今回はオフェンス編その②です。攻撃力というよりかは各打者の特色を測る指標という感じでしょうか。では見ていきましょう。 

 

   

ISO(Isorated Power、算出方法:長打率-打率)

前の記事で書いたとおり、長打率は単打を1、二塁打を2、三塁打を3本塁打を4として計算しています。一方、打率はすべて1として換算します。長打率、打率ともに分母は打数なので、分子を二塁打1、三塁打2、本塁打3として計算した指標がISOです。

これで何がわかるかというと、純粋な長打の多さ、つまり長打力ですね。

前記事で書きましだが、単打のみの打率4割と本塁打のみの打率1割が長打率では同じ数値、.400となります。しかしこれをISOにすると、前者は.000、後者は.300となり、くっきり差が出ます。

 

打者の長打力を比較したい場合は、ISOを見るとわかりやすいですね。

 

BABIP(Batting Average on Balls In Play、算出方法:(安打-本塁打)÷(打数-三振-本塁打+犠飛))

簡潔に言うとインプレーの打球がヒットになった割合を表す指標です。本塁打は守備が絡む隙間がないので差し引いて考えます。同じように、分母からは三振、本塁打を差し引きます。犠飛を加えて犠打を加えないのは出塁率と同じです。 

なんでこんな数字を出すのかというと、この数字は試行回数を重ねると.300近くに収束するとされているらしいです。過去のデータからの統計なのでしょうが、なんでなんでしょうかね。なので、BABIPの割合が収束する値より離れていればいるほど、今後より戻しの可能性が高いと考えられます。人の運はプラマイゼロになるようにできてるんですかね…。(深い)

 

この指標は投手のからも見ることができます。こちらも収束すると考えられるので、今後の運、調子の目安になるかもしれません。 

 

K%(strikeouts rate、算出方法:三振数÷打席数)、BB%(walks rate、算出方法:四球÷打席数)、BB/K(walk to strikeout ratio、算出方法:四球÷三振)

順に三振の割合、四球の割合、三振と四球の比となります。式を言われればわかりますね。当然ながら四球は多いほうが、三振は少ないほうが良いですから、K%は小さいほうが、BB%とBB/Kは大きいほうが優れています。なお、死球は含めません。死球は投手の失投であり、打者の能力には関係ないからですかね。

BABIPと同じように投手の指標としても見ることもできます。その場合の優劣は打者と逆に考えます。

 

 

今回はここまで。いずれも公式記録から算出できる指標ですが、特徴のある面白い指標でした。

次回は公式記録だけじゃわからない、複雑な指標になるので心構えをしておいてくださいね~。

ではまた~(^^)/