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埼玉西武ライオンズの契約更改情報(2018⇒2019)

こんにちは、鳩(はと)です。

 

人の事とわかりつつもどうしても気になってしまうプロ野球選手の年俸情報。

金額は評価の表れでもありますから、球団がその選手をどのように考えているのかも少し読み解けるかもしれません。

今回はそういう視点でライオンズの年俸について見ていきましょう。

 

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©埼玉西武ライオンズ

1.選手年俸一覧

まずは一覧で見てみましょう。背番号順に並んでいます。なお、金額は万円単位、FA権については2年以内の選手のみ残り日数を記載しています。また、外国人選手と育成選手ははぱっと調べても2019年俸が出てきませんでしたので省略しています。ガバガバでスミマセン。

あと重要なのが、【金額は推定です】です。(笑)

 

 

背番号 名前 推定年俸 前年年俸 増減 前年比 国内FA
0 水口 大地 770 850 -80 90.59%  
1 栗山 巧 13,700 13,000 700 105.38% 2年
4 山野辺 翔 1,200 - - -  
5 外崎 修汰 7,000 2,700 4,300 259.26%  
6 源田 壮亮 8,000 4,100 3,900 195.12%  
8 金子 侑司 5,700 5,000 700 114.00% 1年69日
9 木村 文紀 2,360 1,860 500 126.88%  
10 森 友哉 8,000 4,000 4,000 200.00%  
11 今井 達也 1,800 1,300 500 138.46%  
12 渡邉 勇太朗 650 - - -  
13 高橋 光成 1,850 2,150 -300 86.05%  
14 増田 達至 10,000 11,500 -1,500 86.96% 1年46日
15 大石 達也 1,170 1,300 -130 90.00%  
17 松本 航 1,500 - - -  
18 多和田 真三郎 8,000 2,600 5,400 307.69%  
19 齊藤 大将 1,600 1,500 100 106.67%  
20 高木 勇人 3,030 3,500 -470 86.57%  
21 十亀 剣 5,100 6,000 -900 85.00% 103日
22 中塚 駿太 930 1,200 -270 77.50%  
23 野田 昇吾 3,000 1,700 1,300 176.47%  
25 平井 克典 3,000 1,500 1,500 200.00%  
26 粟津 凱士 650 - - -  
27 内海 哲也 10,000 10,000 0 100.00% 取得済
28 森脇 亮介 1,000 - - -  
29 小石 博孝 1,330 1,230 100 108.13%  
30 榎田 大樹 5,500 2,700 2,800 203.70% 1年112日
31 佐藤  龍世 600 - - -  
32 永江 恭平 1,040 1,200 -160 86.67%  
33 山川 穂高 11,000 3,240 7,760 339.51%  
34 佐野 泰雄 1,300 1,500 -200 86.67%  
36 伊藤 翔 820 600 220 136.67%  
37 岡田 雅利 2,870 2,350 520 122.13%  
38 牧野 翔矢 600 - - -  
39 呉 念庭 650 750 -100 86.67%  
40 田村 伊知郎 700 750 -50 93.33%  
41 相内 誠 640 550 90 116.36%  
42 カイル・マーティン ? 3,300 - -  
44 小川 龍也 1,700 1,200 500 141.67%  
45 本田 圭佑 650 700 -50 92.86%  
46 鈴木 将平 630 650 -20 96.92%  
47 ファビオ・カスティーヨ ? 10,350 - -  
48 武隈 祥太 6,350 7,000 -650 90.71% 1年141日
51 西川 愛也 700 700 0 100.00%  
52 山田 遥楓 650 550 100 118.18%  
53 武田 愛斗 600 600 0 100.00%  
54 ザック・ニール 7,150 - - -  
55 秋山 翔吾 23,500 22,000 1,500 106.82% 取得済
56 金子 一輝 650 550 100 118.18%  
57 國場 翼 540 550 -10 98.18%  
58 熊代 聖人 1,000 1,000 0 100.00% 1年89日
59 南川 忠亮 770 860 -90 89.53%  
60 中村 剛也 28,000 28,000 0 100.00% 取得済
61 平良 海馬 600 600 0 100.00%  
62 駒月 仁人 510 510 0 100.00%  
63 綱島 龍生 500 500 0 100.00%  
64 中田 祥多 570 580 -10 98.28%  
65 斉藤 彰吾 1,500 1,200 300 125.00% 1年89日
66 松本 直晃 800 500 300 160.00%  
67 藤田 航生 500 500 0 100.00%  
68 デュアンテ・ヒース ? 1,925 - -  
69 郭 俊麟 1,200 2,000 -800 60.00%  
71 戸川 大輔 500 500 0 100.00%  
72 川越 誠司 760 960 -200 79.17%  
73 高木 渉 500 300 200 166.67%  
99 エルネスト・メヒア 50,000 50,000 0 100.00%  

 

2.2018⇒2019の年俸upした選手TOP3

2018年はシーズン1位だったこともあり年俸が挙がっている選手が多いですが、 その中でも特に上がった上位3人を見てみましょう。伸び率で見ても金額で見てもTOP3は一緒でした。

 

3.外崎修汰 4,300万円増(259%↑) 

119試合 .287 18本 67打点 25盗塁 出塁率.357 OPS.830 wOBA.370 UZR4.9 WAR3.6

シーズン終盤ケガで離脱してしまったものの、打撃面では大成長を遂げました。また守備面でも外野、二塁、三塁を守りチームを助けました。来シーズンはセカンドをメインにやると守備での負担が増えるかもしれませんが、打撃成績もキープしてほしいですね。

打撃成績を2017年と比較してみるとほぼすべての成績で上回っています。見事な成長ぶりです。怪我の影響で試合数こそ135→119に減っていますが、打席数が上回っているということはそれだけスタメンで長いイニング出ているということですね。盗塁死が3→9に増えてしまっているので、そこを減らせれば30盗塁は余裕をもって達成できるでしょう。

本塁打がちょっと厳しいかもしれませんが、トリプルスリーも不可能ではないと思います。2019年も期待ですね。

 

2.多和田真三郎 5,400万円増(308%↑) 

26試合 16勝5敗 防御率3.81 投球回172.2 完投5 完封2 奪三振102 FIP3.95  WAR4.4

最多勝を獲得した多和田が約3倍増となりました。防御率こそ良くはないものの、172.2イニングを投げて16勝は立派な数字だと思います。2019年は浅村が抜けて多少の攻撃力ダウンが見込まれるので、もう少し失点を抑えることができれば成績はキープできるでしょう。

2018年で26試合先発登板していますが、5回持たなかった試合は2試合のみです。ちなみにその2試合はロッテ戦4.1回7失点とホークス戦3.1回11失点。この2試合を抜いてみると、165回55自責点となり、防御率は3.00(2.999...)となります。あら不思議、優秀な数字になりました。(笑)

QS数14で54%とエースとしては少な目ではありますが、長いイニングを投げてくれる先発投手は貴重なので、2019年シーズンも期待したいと思います。

 

1.山川穂高 7,760万円増(340%↑)

143試合 .281 47本 124打点 0盗塁 出塁率.394 OPS.985 wOBA.422 UZR5.1 WAR5.8

打撃面では圧巻の成績で3倍以上のアップとなりました。

浅村が抜けた打線の中心選手として2019年シーズンは50本塁打を期待してしまいますね。もし達成したら、次は2億円が見えてくるでしょう。

それにしても守備面には不安を感じるのですが、UZRが5.1*1もあるのが意外ですね。似た体系(失礼w)のロッテ井上と比較してみると、DPRが井上-0.8に対して山川は3.3もあります。ダブルプレー数が大きく違う(ロッテ113に対し西武142)のが原因でしょう。もちろんダブルプレー数の違いは内野守備力の差でもあるので、源田浅村らの守備力の高さのおかげとも言えます。RngR(ざっくりいうと守備範囲)とErrR(ざっくりいうとエラーと失点の関係)では井上>山川なので、DPRにからくりがありそうです。守備範囲はそう簡単には広げられませんが、エラー数は減らしてさらに数値改善を期待したいですね。

 

3.2018⇒2019の年俸downした選手WORST3

優勝しても下がる人もいます。選手が期待を裏切ってしまったのでしょうか。金額ベースで見ていきます。

 

3.郭俊麟 800万減(40%↓)

3試合 1勝0敗 防御率6.32 投球回15.2 奪三振10

2,000万→1,200万の800万円減で郭がランクイン。シーズン終盤で先発し、1勝をあげましたが、 厳しい更改となりました。ダウン率ではトップです。

先発した3試合とも、優勝争い真っ盛りの8月から9月にかけての好調ソフトバンク戦と、状況的に難しい試合に登板してそれなりに試合を作れていた気はするので、少し厳しい金額だと個人的には思います。ただ年俸は今後の期待度の表れでもあるので、チーム内の立場的に苦しくなってきているということでしょう。2015年から4年目のシーズンで通算4勝10敗ですからそれもしょうがないのでしょうが、同じ台湾人のリャオも加入しましたし、2019年シーズンは奮起を期待しましょう。

 

2.十亀剣 900万減(15%↓)

22試合 5勝8敗 防御率4.42 投球回124.1 完投0 完封0 奪三振82

先発ローテを守れなかった十亀が第2位。投球回はチーム4位ながら被本塁打16はチームワースト。対戦相手でみると、ソフトバンク戦6本、オリックス戦5本にも結構打たれています。球場別では試合数の関係もありますがメラドが9本と最多。やはり投手に厳しい球場ではありますからね。

それにしてもやはり年齢による衰えのせいか、球威が落ちてきるんでしょうかね。援護率は4.75と悪くないし、イニングもそれなりに投げてはいるんですが、結果が付いてきていません。

ローテとして期待したいものの、年間通して活躍を見込むのは厳しいかもしれません。

 

1.増田達至 1,500万減(13%↓)

41試合 2勝4敗14S 防御率5.17 投球回38.1 奪三振23

クローザーとしてスタートしながら爆発炎上してしまったのでしょうがないでしょう。元が1億越えですし。増田に関しては、1年目の2013年から6年連続40登板以上なので、勤続疲労という面が大きいでしょう。

良いところだけ切り取れば、ラスト10試合は10.1回で1失点なので、だいぶ調子を戻してきていたと思います。2019年誰をクローザーとしてスタートさせるかわかりませんが、重要な場面で投げる活躍を期待したいと思います。

 

4.チーム年俸TOP10(日本人選手のみ)

FA流出の多いチームですから、どうしてもランクを意識しながらの年俸設定になるでしょう。ということでFA移籍した時に人的補償が発生するトップ10の選手は以下の通りとなります。

 

背番号 名前 推定年俸 国内FA
60 中村 剛也 28,000 取得済
55 秋山 翔吾 23,500 取得済
1 栗山 巧 13,700 2年
33 山川 穂高 11,000  
14 増田 達至 10,000 1年46日
27 内海 哲也 10,000 取得済
6 源田 壮亮 8,000  
10 森 友哉 8,000  
18 多和田 真三郎 8,000  
5 外崎 修汰 7,000  

 

中村はFA権行使の上で残留してくれました。です。栗山も再取得しても出ていかないでしょう。これで出ていったら人を信じられなくなります。(笑)

 

秋山は2019年で複数年契約が切れるため流出やむなしでしょうか。成績の割に年俸低いですからね~、出たいと思ってもしょうがないと思います。でも複数年契約だからしょうがなくない?とも思いますが(笑)。メジャー志向がありそうなので、メジャーに挑戦するというのなら頑張ってほしいです。国内だったら…。

 

内海は移籍してすぐにトップ10入りです。巨人にすごく愛着はあるでしょうが、人格者らしいので来年すぐにFA移籍するというのはないんじゃなかろうかと思います。戻るというのは指導者としてなんでしょう。清水とか江藤とか、巨人から西武に来て、巨人で指導者をするというケースも多いですからね。まあ年齢的にも長期間の活躍を見込んで獲得はしていないでしょうから、渡辺SDも言ってた通り、チームとしては今年頑張ってもらえれば来年出ていってもかまわないっていうスタンスではいるでしょう。なので今年の間にいろんな投手にいろんなことを伝授して欲しいなと思います。

 

来シーズン中に国内FA権取得できる十亀がTOP10から外れています。今年の成績で調整するのも難しかったのかもしれませんが、FA流出やむなしという感じなんでしょうね。そういう意味でもチームの十亀に対する期待度はだいぶ低いのかもしれません。メジャーとか海外サッカーだったらトレード等で放出候補になっているでしょう。NPBではFA権もあり、トレードで取る球団は少ないでしょうか。本人がどこのファンだとかは知りませんが、愛知県出身で愛工大名電卒なので、ドラゴンズあたりでしょうか。トレードを仕掛けてみても面白いかもしれません。

 

あと国内FA権取得まで2年以内なのは、増田金子熊代斉藤榎田武隈ですね。榎田は多分出ないでしょうし、熊代斉藤は替えが効かないわけではないのでご自由にという感じでしょう。増田はBランクなのでとりあえずOK。武隈はどうでしょうかね。地元は北海道ですが、日ハムはあまり取りそうに無いですし。楽天ならあり得るかも。ただ武隈も疲労からか劣化中なので、今のところは大きな痛手にはならなそう。今11位なので、2019年で活躍してくれたら10位以内に入れる調整もできそうです。

個人的には金子がいなくなるのは結構きついと思っています。秋山流出濃厚なので、現状の次期センター候補は金子だと思っているからです。肩は普通ですが、俊足からの守備範囲の広さはピカイチ。攻撃面でも打率は低いものの盗塁は多く、出塁率さえ挙げてくれれば強力なリードオフマンになります。秋山の穴埋めにはピッタリです。でも、なんか、出ていきそうな気がしますね~。どこか希望球団があるのかはわかりませんが、おしゃれ志向なだけに都心部の球団に行きたがりそう。嫌になりますね、ほんと。(笑)

 

ということで、埼玉西武ライオンズの年俸事情についてまとめてみました。これでキャンプインまでは大きな話題もないでしょう。選手の皆さんにはシーズンオフを満喫しつつ、来シーズンへ向けて英気を養ってほしいですね。

ではまた~(^^)/