こんにちは、鳩(はと)です。
映画感想をだらだらと書いていくシリーズ、今回は2018年に公開され日本で大ヒットを記録した『ボヘミアン・ラプソディ』について書いていこうと思います。
作品概要
監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョゼフ・マゼロ、ルーシー・ボイントンなど
視聴方法:映画館(IMAX)×2回
ざっくりとあらすじ
『SMILE』というバンドの追っかけをしていた インド系移民のファルーク・バルサラ(ラミ・マレック)は、バンドのボーカルが脱退したことを機にバンドに加入する。そしてブライアン・メイ(グウィリム・リー)、ロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)、ジョン・ディーコン(ジョゼフ・マゼロ)の4人が揃い、伝説のバンド、QUEENが結成された。ファルークは『フレディ・マーキュリー』と名を変え、バンドはCDデビューを果たす。
CDのリリースとツアーで世界を飛び回るなかで、フレディは恋人のメアリー(ルーシー・ボイントン)がいつつも、男性に対して性的嗜好が向く自分に気が付いてしまい、メアリーとの恋人関係は終わりを迎える。フレディはバンドとして成功しつつもマイノリティに苦しみ、ポール・プレンターの暗躍もあり、家族とまで言っていたバンドとも距離を置くことになる。
その後、ポールとの決別を経てバンドに戻ってきたフレディは、不治の病エイズに感染したことを知りながらも、世界規模の一大イベント『ライブ・エイド』に参加することで、かつての輝きを取り戻す。
ストーリーについて
良かった点
一人の男の人生がこんなにドラマティックなのかと驚かずにはいられないほど、綺麗にストーリーがまとめられてます。
視聴後にいろいろと調べてみると、史実からはさすがにいろいろとアレンジが入っているようです。とは言ってもドキュメンタリー映画ではないので、これがすべて現実だと思って映画を観る方は非常に少ないでしょうから、そこはぜんぜん構いませんし、批判にあたりません。むしろアレンジすることでドラマティックさが増しています。
またQUEENの誰もが知っている名曲の制作秘話的なストーリーが知ることができるという面もとても楽しい。(もちろんすべて本当かは置いておく必要がありますが。)
そういう意味では、多少の違いが気にならない分、コアなファンよりライトなファンの方が楽しめるのかもしれませんね。私はライト中のライトだったために満喫しました。
気になった点
あくまでフレディ・マーキュリーという人物を中心とした伝記映画です。なのでLGBTの普及啓発物として観る(人がいるかどうかはわかりませんが)意味は大してありません。そのように扱わないよう気を付けましょう。
音楽、その他演出について
良かった点
音楽はほぼQUEENの楽曲が使用されていますが、どれも最高と言わざるを得ません。私はQUEENの全盛期には生まれておらず、最初の視聴時は有名な数曲を知っている程度の知識でしたが、それでもとても感動しました。ここまでヒットしている最大の要因は、臨場感たっぷりに聴くことができるQUEENの楽曲のおかげという面が非常に大きいでしょう。
最後の『ライブ・エイド』のシーンは話題になりましたが、ステージ上の動きもほとんど完コピしており、フレディ役のラミ・マレックの役作り、演技には感服せざるを得ません。ライブシーン以外でも、話すときの顔の角度だったり動きだったり、実物のフレディを見たことないのですが、雰囲気がひしひしと伝わってきました。この作品での彼の演技は称賛に値します。
またQUEENメンバーがみんなそっくりな点も雰囲気づくりに一役買っています。これほどのキャスティングをしたスタッフや衣装、メイクの手腕は称賛されるべきでしょう。
気になった点
ストーリーで惹きつけるというよりは楽曲で惹きつける作品なので、QUEENの楽曲がまったく響かない人にとっては、大して面白くない映画という印象になるかもしれません。まあでもそれは音楽映画の宿命ですよね。私はドンピシャでした(笑)
あとは、歌はフレディが歌っている原曲を使っています。俳優の声と違うので、そこが気になる人はいるかもしれません。
私の評価
ずばり、
10点(10点満点)
です。
私の人生の中で、同じ作品を映画館で2回見たのは初めてです。それくらい素晴らしかったです。音響が良いところでみることを非常におすすめしますので、近くにIMAXで上映している映画館がある方でまだ観ていない方は、ぜひIMAXで観てください。
なお、個人的には2回目の方が楽しめました。ということは多少なりとも楽曲の知識があった状態で見た方が楽しめるということだと思います。
これから観るという方は、ぜひ少しでも楽曲に触れてから観ることをお勧めします。
いかがでしたでしょうか。
日本で大ヒットした映画なので私が紹介するまでもないかもしれませんが、私の映画鑑賞経験のなかでも屈指の感動を味わえたので、改めて記事にしてみました。
将来良い音響でこの作品を観るためにも、自宅にシアタールームを設置したいという願望も少し芽生えています。(笑)
では今回はここまで。また次回もよろしくお願いします。