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埼玉西武ライオンズ2020の編成を考える②(投手編)

こんにちは、鳩(はと)です。

ブログをなかなか書くことが出来ず、気が付いたら2020年です。あけましておめでとうございます。(遅い)

 

昨年10月ころに書きかけてアップできていなかったライオンズの2020年展望について、書いていきたいと思います。

 

今回は投手編です。

 

参考までに前回の記事です。だいぶ間が空いてしまったので参考程度に。

www.zakkyaton.com

 

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©埼玉西武ライオンズ

1.所属投手一覧(2020年1月12日現在)

まずはあらためて所属選手を確認していきます。現在所属している投手は、35人+育成4人の39人です。

ドラフトで5+1人指名し、松坂と外国人選手を2人獲得しました。

一方で、多和田が病気により2020年は厳しいのではないかと見込まれますので、それを考慮したうえで考えていく必要があります。

 

2.先発とリリーフ

短期的な視点と長期的な視点の両方をもって編成をしていく必要がありますが、ここでは短期的な視点で先発とリリーフ、ロング(どちらも考えられる)を分類していきます。

なお、年齢は2020年1月12日現在のものです。また、太字は新加入選手です。

 

先発

番号 名前 年齢 投げ
16 松坂大輔 39 R
27 内海哲也 37 L
30 榎田大樹 33 L
21 十亀剣 32 R
54 ザック・ニール 31 R
49 ショーン・ノリン 30 L
34 佐野泰雄 26 L
18 多和田真三郎 26 R
45 本田圭佑 26 R
66 相内誠 25 R
17 松本航 23 R
125 東野葵 23 L
13 髙橋光成 22 R
11 今井達也 21 R
20 浜屋将太 20 R
12 渡邉勇太朗 19 R

以上の16人が先発候補です。 

 

リリーフ

番号 名前 年齢 投げ
14 増田達至 31 R
123 高橋朋己 31 L
29 小川龍也 28 L
25 平井克典 28 R
28 森脇亮介 27 R
33 リード・ギャレット 27 R
23 野田昇吾 26 L
57 國場翼 26 R
40 田村伊知郎 25 R
50 中塚駿太 25 R
15 宮川哲 24 R
26 粟津凱士 22 R
67 藤田航生 22 L
61 平良海馬 20 R
126 大窪士夢 19 R
47 松岡洸希 19 R

以上の16人がリリーフ候補です。 

 

ロング

番号 名前 年齢 投げ
48 武隈祥太 30 L
19 齊藤大将 24 L
44 與座海人 24 R
120 出井敏博 22 R
36 伊藤翔 20 R
41 井上広輝 18  R
64 上間永遠 18  R

以上の7人がロング候補です。

 

先発

短期的視点

先発は基本的には6人ローテで行くことになるでしょう。

髙橋今井松本の3人は、2019年一定の活躍を見せ、独り立ちできる目途がついてきたというのは好材料でしょう。3人ともまだ若く伸びしろがあり、3人とも柱になれる素材です。残りのローテ3枚を中堅、ベテランで埋めていけば、年齢構成的にもバランスが良いと言えます。

そういう意味では、十亀が残留してくれたのは大きいのではないでしょうか。本来であれば多和田にエースとして引っ張ってもらい、若手3人衆で脇を固めるのが理想でしたが、病気ということで2020年は計算できないでしょう。エース級の活躍とはいかないかもしれませんが、ある程度計算できる軸として、十亀は大きな戦力になってもらえるはずです。

ニールは2019年は絶好調でしたが、2020年も同様に活躍できるかはまだ何とも言えません。開幕ローテには入ってくるでしょうが、調子が悪ければ新外国人のノリンと入れ替えということもあるでしょう。いずれにしても、外国人2人でローテ1枚を計算することになるでしょう。

本田は2019年ブレイクした一人です。アウトローへのストレートのコントロールは素晴らしいものがあるので、伸びしろが期待できます。スタミナに課題があるようにもみられるので、十亀やベテラン勢と調子次第で使っていくことになるでしょうか。スタミナや球速があがったら、もっと活躍できると思います。

あとはバランス的に左腕も入れたいところ。一番手は榎田でしょうが、調子次第では佐野も十分可能性はあるでしょう。浜屋も面白い存在だと思います。

 

ということで、2020年のローテ構想は以下のとおりとなるでしょうか。

髙橋今井松本ニール(ノリン)、十亀(本田)、榎田(浜屋)

 

内海、松坂のベテランコンビは、どこかに穴が出たときのカバーが基本的な起用法になるでしょう。

 

長期的視点

繰り返しですが、多和田が先行き不透明になってしまったのは非常に痛いところです。

今の球界のトレンドとして、外国人枠はできればリリーフに使いたいというのがあると思うので、先発6人は日本人で揃えられるように計算するのが基本になると思います。

前述のとおり、今井、髙橋、松本の3人は今後5年間はローテとして活躍してもらう必要があります。

本田も、年齢的にはできれば2020年には1年間ローテを守ってもらい、計算できるようになってもらえると非常にありがたい。

 

となると、先発をあと2枚揃える必要がありますが、期待されるのは浜屋でしょう。上記4人は全員右腕なので、左腕がいてほしいという意味でも期待は非常に大きい。

もう1枚は、伊藤翔か渡邉が軸にはなると思いますが、2人ともまだ見通しも立っていませんね。相内も期待はされますが、さすがにそろそろ先発として見切られても仕方ない時期に入ってきました。佐野も1,2年の穴埋めは期待できるかもしれませんが、長期的な軸となれるかというと、少し劣ります。

 

これらの状況から、十亀と外国人がいる2年程度で浜屋、伊藤、渡邉をローテ投手に育てるというのが、ファームの使命になるでしょう。

難しい場合は、外国人を取るか、トレード等で即戦力を補強するしかありません。とにかくローテがそろわないとただでさえ厳しいリリーフがもっと厳しくなります。ここは明確なビジョンを持って育成計画を進めていると思うので、期待しましょう。

 

リリーフ 

短期的視点 

クローザーを増田、セットアッパーを平井とし、平良小川宮川で支えていくのが基本軸となるでしょう。もちろん平井の勤続疲労や新人宮川の通用具合など不安要素もあります。盤石とはいえないかもしれません。

脇を固めるのは、ギャレット、森脇、野田、國場あたりになると思いますが、いずれも勝ちパターンで使うには、現時点ではまだ不安のあるメンバーです。

 

長期的視点

リリーフは実働年数が先発に比べて長くないため、なかなか難しいところがあります。 即戦力をバンバン獲得していかないと、育成だけではカバーしきれないでしょう。

そのなかで、平良は増田の次のクローザーとして非常に期待感があります。2019年ブレイクした一人ですが、奪三振能力を磨けば十分やっていけるでしょう。増田が2020年オフにFA移籍する可能性がある以上、2020年は平良の成長のために、多少悪くても1軍で使っていくことになると思います。

宮川の実力がまだわかりませんが、場合によっては増田の後釜は宮川を挟むかもしれません。 いずれにしても2020年の状況次第でしょうね。

 

とにかくリリーフは外国人や即戦力が入りやすいため、長期的な視点では見にくいところがありますが、軸となるクローザーは、増田の後釜として平良か宮川を想定して育てていくことになるでしょう。

 

まとめ 

先発は昨年頭の不安感よりは和らいだ気がします。やはり髙橋、今井、松本の3人が1年間やってくれたことによると思います。

それに比べて、リリーフは不安ですね。 状況に応じて外国人などを柔軟に補強して欲しいところです。

相内、中塚、田村あたりは、そろそろ正念場となる時期になってきたので、彼ら伏兵の奮起にも期待したいところです。

 

 

それでは今回はここまで。

またね~。

 

 

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