趣味に生きる鳩になりたい

仕事に疲れた社会人が趣味に生きたいと切に願うブログ。趣味(野球や映画鑑賞などなど)についてや日々の生活について、のんびり気ままに書いていこう思います。

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初心者のためのセイバーメトリクス勉強会③(wOBA、wRAA、wRC)

こんにちは、”ざっきゃとん”と申します。

 

2018年シーズンセリーグでは広島カープが優勝しました。パリーグも佳境ですね。シーズンが終わるとデータが出そろって今シーズンのおさらいができるので、サクサクっと勉強して早くデータを眺めたい!という方と一緒に指標を勉強するシリーズです。いうて私も初心者なので、一緒に勉強しましょう。というスタンスなので悪しからず。

 

さて、今回は複雑なデータになります。なので、計算式はプロの方に任せて、指標の意味をサラッとおさえていく感じで行きましょう。詰め込み教育ってやつです。

ということでオフェンス編③です。

 

 

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wOBA(Weighted On Base Average、算出方法:後述)

この指標は、その打者の1打席がどれだけチームの得点増に貢献したかという指標です。つまり、数字が大きいほうが得点に貢献しているということ。

 

一応計算式も載せておきます。

算出方法:{a×(四球-敬遠)+b×死球+c×エラー出塁+d×単打+e×二塁打+f×三塁打+g×本塁打}÷(打数+四球-死球+犠飛)

 

a~gには、係数が入ります。もうぼーっとデータを眺めるだけでは算出できません。でもよく見ると長打率に少し似ている気もしますね。 

長打率では塁打をそれぞれの価値として計算していました。つまり単打=1、二塁打=2…という感じ。それに対してwOBAはそう単純には考えず、各指標に独自の価値(係数)をかけて算出することにしました。各係数は得点期待値から算出されますが難しいのでここでは省略。当然本塁打が一番価値が高いです。

ちなみにwOBAをわかりやすくするため、出塁率と同程度の数字となるように、さらに係数がかけられています。なので平均は.330程度です。日本のプロ野球ではおおむね1.24が使われるようです。

 

上記のように、各打席の価値が詳細に算出されるため、”OPSのより詳細な指標”と考えるといいかもしれません。

 

wRAA(Weighted Runs Above Average、算出方法:後述)

wRAAはwOBAの発展です。wOBAでは打席数の多寡は考慮されませんが、wRAAでは打席数も評価の対象になります。

 

算出方法:(wOBA-リーグ平均wOBA)÷wOBAscale×打席数

 

wOBAscale(前述の1.24のこと)を割り返しているのでわかりにくいですが、単純に考えれば、、”その打者がリーグ平均の打者と比べてどれだけチームの得点を押し上げているか”ということになります。

前述のとおりこちらは打席数が評価されます。なので、リーグ平均よりもwOBAが高い打者がたくさん打席に立つと、wRAAはぐんぐん上昇していきます。逆にwOBAが平均以下の打者がたくさん打席に立つとwRAAはどんどんマイナスになっていきます。

強力な打者が打席に立つとチームの得点アップに貢献し、安牌な打者が打席に立つと攻撃面では足を引っ張る、ということが数値でわかるわけです。これは感覚的に理解しやすいですね。

 

wRC(Weighted Runs Created、算出方法:後述)

このwRCは、リーグ平均に対する得点力の差分であるwRAAと、リーグ平均の得点を足すことで、その選手の貢献度の高さを測る指標になります。

   

算出方法:wRAA+(リーグ総得点÷リーグ総打席)×打席

 

ピンときにくいかもしれませんが、ざっくりいうと、平均3という数字があったとして、wRAAが2の選手のwRCは5になるということです。

wRCのメリットは何かというと、実数として貢献度が測りやすいという点ですね。wOBAは”率”ですし、wRAAは平均との相対的な差分を測る指標です。一方で、wRCはだいたいどれくらいの得点を生み出したかが一目でわかるものです。

ただし、打席数での積み上げの数字なので、打席数が違う打者での能力の優劣を測るのには向いていません。あくまで貢献度を測る指標という位置づけですね。打点に近い考え方です。

 

wRC+(Weighted Runs Created Plus、算出方法:省略) 

これは打席あたりの得点数の傑出度を現した指標です。wRCとは違い、パーセンテージであらわされます。名前が似ているのに紛らわしい…

また大きな特徴として、パークファクター(球場の影響)が反映されます。狭い球場の1点と広い球場の1点は価値が違うということです。

 

メリットは、球場、リーグが違うことへの影響を最小限にして比較することができる点です。傑出度で測るので、打高の年の1点と打低の年の1点の価値も調整されます。また球場の違いもパークファクターで調整されます。

 

 

 

今回は4つを紹介しました。これらは一般人が自力で算出するのは困難なので、素直に暗記して公式HPを眺めるのがよいですね。 でもwOBAなんかは意味も分かりやすく良い指標に思えますね。

さて、次回はディフェンス編に入ります。その次はピッチャー編、と続いていく予定です。引き続き勉強していきましょう。

ではまた~!